章の名前の由来は去年から書き始めて現在絶賛放置中の小説『ここではないどこかにて』からです。
『ここではないどこかにて』はこちらから読めます。無料です。なので読みましょう。そして読んだら
ぜひともコメントをしましょう。きっと僕が喜びます。
https://neetsha.jp/inside/comic.php?id=19579
話がそれてしまいましたが、「きっとどこかで」。「きっとどこかで」、です。
良い響きの言葉じゃないですかね?僕はそう思いますが、みなさんはどうでしょう。
ただそれにしたところで、いくらなんでも響きが良すぎます。何か元ネタはあるのでしょうか。
そう思いながら自分の頭の中を検索していると…ありました、元ネタ。
cali≠gariの『いつか、どこかで。』という曲です。cali≠gariについては主にyoutubeで
曲を聴いているだけなのでよく知りません。でも僕は『いつか、どこかで。』という曲がたまらなく
好きなのです。初めて聞いたのは、恐らく高校二年生の頃だったと思います。
youtubeのURLを貼っておきます。とっても良い曲なので、聞いてみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=aVTL02L4bV8
V系ブームどころかメロコアブームすらも経験してないような世代の僕がcali≠gariの曲を聴くというのは、
とても不思議なことなのだろうと思います。でも、高校二年生の頃の僕は、この曲がとても
好きだったのです。とても好きだったので、無意識にフレーズが頭にインプットされていたのだと思います。
曲の歌詞の一部を引用してみます。
例えば歩き疲れてしまった時には、
いくつかの方法があって、
その一つを選んだ時には、
さよならを言わなくてはいけなくなる。
だけど僕達は支えあって生きていく。
これからも、ずっと、ずっと、ずっと!
だから別れるということも、
一つの支えなのではないでしょうか?
…なんて文学的な歌詞なのでしょう。とても良い…すごく良いです。
こういう言葉に言い表すのも勿体ないくらいの歌詞を書けるような人間に、いつの日かなりたいものです。
さて。大幅に話は逸れてしまいましたが、『巫女物語』の話に戻りましょう。
「きっとどこかで」という言葉の響きの良さの理由については先ほどたくさん書きましたが、
では、なぜ終章のタイトルが「きっとどこかで」なのでしょうか。
その理由を製作者たる僕から自ら説明することは、きっとないでしょう。
作品の読み方というのは、人それぞれです。人それぞれの読み方があって、人それぞれの感じ方があって
然るべきなのです。
本当のところは説明したくてしたくてしょうがないのですが、全てを説明してしまうのは、なんというか僕にとって
「文学的」ではないのです。だからやめておきます。
でも、どうしても少しだけ説明しておきたいと思ったので書いてみます。
「きっとどこかで」というタイトルには、続きがあります。「きっとどこかで、またいつか」というような
続きになるのだろうと思います。主語や目的語については、わざとぼかしてあります。
こういうのが想像の余地というのでしょうか。色々想像してもらえたらなと思います。
巫女、巫女として生贄に捧げられた者、そしてクイノ達の祈りが通じた時、一体どのようなことが起こるのでしょうか?
それを確かめるのは、プレイヤーたるあなた自身なのです…! ですから、ぜひともプレイしてみましょう。
そしてプレイし終わったら、感想やコメントをしてみましょう…!
というように、「各章攻略」の項を無難に〆てみようと思います。
お墓を見ると思わず拝みたくなるようなエンディングが、きっとそこに待っているはずだと思います、多分。